いつもありがとうございます。
現在「宝島染工展」を開催しています。
お洋服の接客と販売を最優先とさせていただきますので、
喫茶のオーダーから提供までのサービスにつきましては、お時間がかかります。予めご了承下さいませ。
遠近は「工藝店」です。
遠近は、お客様に真剣にモノと向き合っていただきたいと考えており、喫茶は「器を使う体験」または「モノ選びをされるお客様がひと息つくためのサービス」という位置付けです。
喫茶目的でご来店いただくことも大変嬉しいことですが「ただお喋りを楽しみたい」という方には向きません。
お話が盛りあがり店内が騒がしくなることを、もの選びをするお客様にとって望ましくない環境だと考えています。大きな声での会話はお控えいただき、できるだけ静かにお過ごし下さい。また店内の状況により判断していますが、基本グループでのご来店はお断りさせていただいておりますので予めご了承下さい。
当店は公共施設はありませんので、トイレは開放していません。当店をご利用の方のみ、お買い物を済まされた方、喫茶をご利用いただいた方のみのご利用とさせていただいております。売場が冷めてしまいますので、トイレ目的の来店はご遠慮ください。(道の駅など公共施設をご利用ください)
トイレの件はあまり文字にしたくはなかったのですが、やむを得ず少し前にインスタグラムでもお伝えさせていただきました。郊外の店舗だけにあり得る話ですし、お客様の側に立場に立てば気軽に使える方が便利だとは思います。ただ、この店は個人店であって郊外の大型店舗と同じような設備も余裕もありません。自分の生活だけでなく、作り手の生活を懸けて店を開けています。ですから日々真剣勝負です。店は1個でも1枚でも売らなければならない立場であるということをご理解いただきたいのです。 トイレ目的はNG、写真撮るだけもNG、ゲーム機ピコピコ、お一人一品、お子さんは手を繋いで、駐車場では長い立話しないで、車のエンジン切ってなど・・・お店を継続するための注意事項を書き連ねるとキリが無いし、いい感じがしません。それに沢山書いても読めないので、基本的にはお客様の良識に委ねています。
昨年にようやく窓が入ったように、僕はこの場をどれだけ時間がかかっても自分の理想へと前進させるので、そこでお客様が過ごし時間を重ねて欲しいと願っています。ただ一応は商売で小売業・サービス業なのに、世の中の大きな需要に合わせて応えようとするのではなく、自分の「こうあるべき」という意思を通すのはひとよがりな気もしますし正直全く儲かりません。それでもここには他にない気づきや学び、モノとの出会いの機会があり、価値観を転換し生活を変えるきっかけがあります。商業主義や経済に寄りすぎない生き方は組織に属していないからできるし、組織に属していないから実現に途方もなく時間がかかるとも思います。なんかここは他と違うけどいいな、また来ようかな、と感じてくれる方は実際のところ少ないと思いますが、粘り強くなんとか続いてきてるので・・・気に入ったらまた足を運んでみてください。
自分と仕事が離れ過ぎているのは良くないことだと常々考えてきましたが、仕事と自分に少し距離がある方が、世の中がうまく廻ることもあると感じることもあります。思えば会社員として働いてきた頃は、自分だけで引き受けられない責任と対峙したとき、その「距離」に助けられたこともあったと思います。ただ、離れすぎると責任の所在がはっきりしません。このような状態が続けば、いずれ痛みを感じなくなって、土足で上がり込んでいることに気づかなくなります。自らの組織の事業を検証しようとせず、まるで他人事のように話す県職員に対しての憤りや違和感は、つまり「自分と仕事との乖離」にあるのではないかと考えています。
遠近は「工藝店」です。
店内ではモノを売るという仕事を最優先に考えています。何卒、ご理解いただけますようお願い致します。
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